正常心電図の形。心電図の電極シールは乾きやすい。 [医療]
こんにちは。
コロナ禍になり、応援のイラストやはがきを病院やネットで拝見することがあります。
たいへん心の支えになりました。
その時拝啓などで心電図を一緒にかかれてる事も多いのですが、
その波形・・・・死んでる。
と思うことが多々あります。他意はないのは重々承知ですが、気になるものは気になりますよね。
駅などで吐いてる人と同じぐらい気になります。
今回は形と仕組みを交えてお伝えしていこうと思います。
そもそも心電図には複数の種類があります。
①モニター心電図
②12誘導心電図
③運動負荷心電図
④ホルター心電図
①モニター心電図
ドラマの手術現場とか、手術の後のシーンなんかでよく見るやつですね。
このように機械につなげてそのまま画面に映るタイプと、小さい機械で、中央のモニターに飛ばすタイプがあります。
こちらは主に検査に使うというよりは、日常の変化を気づくためにつけるものになります。
②12誘導心電図
健康診断や救急外来で受診した時に取られることがあります。
モニター心電図では読み取れない、複数の波形を書き出すことが可能で、心臓のどの部位に異常があるのかを見つけることができます。
③運動負荷心電図
運動をしたときに、動機があるなど、心臓に負担がかかった時の波形を見ることができます。
安静時には正常に動いていた心臓が、運動した際に異常が出る時などに、安静時と運動時で比較するときに使います。
④ホルター心電図
24時間つけて、何をしたのか記録していきます。(トイレに行った、ご飯を食べたなど細かく)
発作的に不整脈が出る場合、不整脈が出ているときに撮影しないと、病態の評価ができないため、24時間つけることで、発作が出た時の心電図が撮影できます。
心電図の実際
心電図の波形の各部位には名前がついてます。
P波は最初の小さな山
Q波は角度のきつい山のふもと
R波は頂上
S波は一番下
T波は最後の山全体をさします。
各波は心臓に当てはめると以下の図になります。
P波は心房の興奮。心臓の上部分がギュッと縮んで心室に血流を送ります。
QRS波は心室の興奮。心臓の下部分がギュッと縮んで全身や肺に血流を送ります。
T波は縮んだ心臓が、膨らむときに出る波形です。
膨らんで縮んで、膨らんで縮んでを繰り返して心臓は全身に血流を送っているんですね。
QRS波ばかりの心電図はないってことですね。
これを機会に心電図に興味を持ってもらえればと思います。それでは。
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