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病院での夜勤の時に、幽霊よりも怖いもの。 [看護]

こんにちは。幽霊って怖いですよね。入院してくる患者さんにたまに幽霊が出ないかどうか聞かれます。

霊感がないので、いるのかどうかはわかりませんが、霊感のあるスタッフに聞くと個室にはよくいるそうです。見えたら怖いですね。
しかし、そんな幽霊ですが幽霊よりも怖いものがたくさんあるので紹介していきます。

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 認知症のある患者さんは時にとんでもない行動を行います。

・気づいたら病室にいなく、家に帰っている。
 自宅に帰ってからすぐに、病院へ送り届けてもらいました。自宅に帰れたからよかったものの、見つからなければ警察に連絡することもあります。認知症のため、自宅の場所がわからなくなっている事や、そもそも家の住所がわからなくなることもあります。入院しないといけない理由も覚えていないので、知らない場所にいたら帰りたくなるのは仕方がないんですけどね。毎回いなくなったときにドキドキします。

・起き上がれない患者さんが椅子に座っている。
 普段、会話や起き上がることができず、食事も手伝いが必要な患者さん。夜中の見回りの際に動けない患者さんがベッドにいないと、床に落ちていると考えます。しかし床にもおらず、探そうとしていると、近くの椅子に座っていました。本人に声をかけても返事はもちろんなし。ほかの人に聞いてももちろん椅子に移したりはしてません。動いたような形跡もなく、本人が動いたとしか考えられませんが、ひざはまがって動きません。結局なぜ動いたかはわかりませんでした。

・人のいないところからナースコールが鳴る。
 これ自体は時々あります。掃除のときに当たったなどで、特に心霊現象ではありませんが。
 夜勤の時に4人部屋のナースコールがなりましたが、その時その4人部屋には誰も入ってませんでした。おそるおそる見に行くと、誰かが立っていたため、病棟内の患者さんが部屋がわからなくなったのかと思い声をかけると全く知らない人が立ってました。超不審者です。
 話を聞いても的を射ず、何を言っているのかわからない。そうこうしている間に他病棟から電話で、患者さんがいないと連絡。まさにその人でした。病棟まで連れて帰り、無事解決しましたが、それがわかるまでは怖かったですね。

・廊下に血の跡がべったりとひかれている。
 太い筆でかかれたように、廊下が真っ赤に染まっている事がありました。おしっこの管をひきちぎり、そのままはいはいでトイレに行こうとしたそうです。多量に出血しているので、貧血になる可能性もあるので患者状態にも注意が必要ですが、その血を拭くのもすごく大変でした。


見えなくて影響の無い幽霊よりも、見えている何かが思ってもないことをしている方が怖いですね。
今後も何も起こらないように祈りたいと思います。それではまた。

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